平成30年 12月例会報告
【開催日時】 平成30年12月16日(日) 13:00~17:00
【開催場所】 姫路ハトヤビル4階会議室
【出席者】 26名
【連絡事項】
〇12/3 の役員会議事内容を事務局より説明
・本年度の行事として東京での『致知』創刊40周年講演会へ19名参加した。
・9/30播磨人間フォーラムは台風接近で中止となりました。
・堀会計会計より現時点残高88万(内50万は周年行事の積み立て)ある。
・1月例会で会計報告が出来るよう堀会計と佐伯監査役で準備進める。
・情報局鵜飼さんはホームページの毎月の更新、新たにカウンターの設置がされた。
・来年度の播磨人間フォーラムは姫路木鶏クラブが担当幹事になる。
・来年度には会計残高をみて、バス研修旅行の提案があり。
【例会内容】
〇木鶏信条の唱和
〇『仮名論語』 先進第十一朗誦
〇『山鹿素行「中朝事実」を読む』 P387~394
〇『致知』12月号読後感について
今月号の特集は「古典力入門」でした。
◆安岡さんの『論語』と竹村さんの『易経』の魅力を語ってもらった。
人生において苦難にあった時に乗り越えられる知恵や恐怖から逃れる解決策が
両古典にはある。古典からは人間力を高める事が出来るのだと述べられている。
◆中江藤樹と本居宣長に学ぶでは古典の研究に長年取り組んだ偉大さが語られ
ている。古典に学ぶことは歴史を学ぶことである。長い人生の予期せぬ場面で
の悩み、苦しみを抜け出す糸口が古典から見つけ出せるものと語られている。
◆夏井いつき先生はテレビ番組で広く知られていて、俳句が国民的に身近なも
のとして楽しみ方や味わい方を広めたられた事は多くが知る処である。
◆古典の音読が脳の働きを劇的に高めると言う隂山英男先生。古典には歴史と
共そこに生きた人間の思想、行為、感情を映し、先人たちの魂をまで受け継ぐ力
がある。反復学習は脳味噌が脱皮する「突き抜け」を生じ急激な伸びになると。
◆出口先生と數土先生は若い日より古典に親しまれ、単なる知識ではなく、逆境
に力を与えてくれることをビジネスの世界でそれを実践してこられた。現世の激
しい変化にどう対処するか、答えは二千五百年前、三千年前の古典にあると。
※私達は既に古典の素晴らしさを実感しながら例会で学んでいる。
(記:濱田 健)
平成30年 11月例会報告
〇 日時・場所
平成30年11月18日(日) 13:00~16:45
於: ハトヤ第一ビル(大手前通) 4階 会議室
〇 出席者 25名(新入会員 1名、廣部雄造さん)
〇 連絡事項
・役員会の予定・・12月3日(月)17:30から杵屋本店の予定、今後の計画など
・1月例会・・・・1月20日(日)12:10護国神社に集合、12:30正式参拝
13:00参集殿で例会 17:30ミレで懇親会
この日に年会費(前半)5千円、懇親会出席者は会費5千円を徴収
・播磨人間フォーラムの予定・・2019年9月28日(土)姫路キャッスルホテルで
姫路木鶏クラブが担当に
〇 例会概要
・「木鶏信条」の唱和
・『仮名論語』の朗誦 「郷党第十」
・『中朝事実を読む』 武徳章P380~387の輪読
・『致知』11月号の読後感発表 特集テーマは「自己を丹誠する」
まず、リード文から特集の言葉について、松原泰道師の「一生、自己丹誠」
やホイットマンの詩文「老いたるはなおうるわし」などから、よく理解でき
ました。曾野綾子さんの考え方、実践、若々しい容姿に、また、「棺の中に
入れるもの」で表現される夫婦の絆に「かくありたい」との感想が多くあり
ました。梶田・外尾両氏の対談から芸術も科学も本質は同じで、子供の純粋
な気持ちを持ち続け「今がその時」と一途に努力することの大切さを教えら
れました。西成先生の「長期的視点」では、渋滞学の考え方が目新しく、仕
事や人生に役立てたい思いました。
〇 懇親会
有志5名が「うさぎ」に集い、談論風発を楽しみました。
記 佐伯正夫
平成30年 10月例会報告
【開催日時】 平成30年10月21日(日) 13:00~17:00
【開催場所】 姫路ハトヤビル4階会議室
【出席者】 24名
【連絡事項】
〇9月22日開催の「“致知”創刊40周年記念講演会&パーティ」に19名が参加し、山中伸弥先生と張富士夫氏の講演を拝聴した。
〇本田実氏(元星陵高校野球部長)講演会案内
演題「組織を支えるNo.2の在り方」
日時:10月28日(日) 講演会15:00~16;30、懇親会 17;00~19:00
会場:播磨国総社 清交倶楽部「和ダイニング三日潮」
主催:姫路師友会
共催:姫路木鶏クラブ、姫路教師木鶏クラブ、姫路論語に親しむ会
〇「週刊ポスト10月19日号」靖国神社トップ 「皇室批判」の波紋 配布
〇小田盛稔氏の著書「播磨の英雄『宮本武蔵』」、「高砂生まれ美濃部達吉著『憲法撮要』の解説」配布
〇今日の活動
・木鶏信条唱和
・仮名論語 P.110「子罕第九」
・中朝事実P.370~P.379
・「致知」10月号読後感
【致知10月号読後感】
「致知出版40周年記念講演会」の思い出を交えながら特集「人生の法則」について各人読後感を述べた。
五木寛之氏と横田南嶺管長の対談、安岡正篤の教え、幸せの法則、上甲晃氏のデイリーメッセージに多くの感想が寄せられた。「人生の法則」というものが果たしてあるのか?「幸せの法則」はあるのか?心の持ちよう、経てきた人生で各人各様ではないか・・・?大いに話が盛り上がった。
横田南嶺管長の「花が咲いている/精いっぱい咲いている/私たちも/精いっぱい生きよう」と、五木寛之氏の「花が散っている/精いっぱい散っている/私たちも/精いっぱい散っていこう」の比較は、高齢者の多い会員から思わず笑みが漏れた。
「致知」の執筆者の先生方の深い経験から新たな「人生の法則」を考えることができ、非常に意義深い勉強会でした。
(堀 隆一記)
平成30年 9月例会報告
○日時・場所
平成30年9月16日(日) 13:00~17:00
「ハトヤビル」4階
○出席者 25名
○連絡事項
・東京行き(致知創刊40周年記念講演会)、宿泊ホテル代金徴収。8,480円。
・播磨人間フォーラム、司会・受付・会計等の役割分担依頼。
司会・山本えり。受付・高田、三村。会計補助・柳原さん。
講演会参加27名、その内懇親会参加23名。
・「美しい日本をつくる会」講演会。講師 伊藤哲夫
9/29(土) 兵庫県民会館にて。
・姫路師友会主催講演会 講師 本田実(元星陵高校監督)
10/28(日) 姫路総社「三日潮」にて。
〇木鶏信条 唱和
○『仮名論語』泰伯第八 朗誦
○『中朝事実』荒井桂 著 賞罰章 輪読
○『致知』9月号読後感発表
特集は「内発力」。内発力とは内からの欲求によって湧き出す力を云う。井本勝幸・鬼丸昌也両氏の対談ではこの対談内容だけでは計り知れない苦闘が裏に見える。国内紛争を和平実現へと道筋つけるのに命がけの努力をしておられる。又、カンボジアの地雷除去作業は想像するに余りある。全日本柔道監督の井上康生さんとALSOK村井会長の対談で東京オリンピックは全階級で金メダルを目指すと意欲を持っておられる。それには選手はただ強いだけではメダルは取れずメンタル面のサポートや科学的な技術補強も必要と述べておられます。「内発力」の弱い人に真の成長はない。総リード文の結論である。
記 村上昭直
平成30年 8月例会報告
【開催日時】
平成30年8月19日(日) 13:00~16:30
【開催場所】
ハトヤビル4階会議室
【出席者】
25名(三木先生が遅れて参加)
【連絡事項】
・H30年9月22日開催の「致知」創立40周年記念大会への案内
・9月30日「播磨人間フォーラム」の案内
【例会概要】
○ 木鶏信条 唱和
○ 『仮名論語』述而第七 朗誦
〇『山鹿素行「中朝事実」を読む』 賞罰章P351~359
(三木先生が遅れて来られたために読後感の後で実施)
○ 『致知』8月号読後感発表
・p112の村上先生連載「生命科学研究者からのメッセージ」に登場された平澤興先生、「我が“こころの師”」の記事に関する意見が最も多かった。人間いかに生きるべきかという深い心理を誰にでもわかる言葉で説かれる平澤先生の人気は非常に高いのはいつも驚かされます。
・次に、意見の多かったのは、p10「かくてJALは甦った」の稲盛氏の利他の心と愛情が、変革を実現させたことに対し、稲盛氏のリーダーシップに心服致しました。
・p28「不朽の名著『葉隠』に学ぶ変革の要諦」の「七息思案」や理想とするのは自責タイプのリーダー論について関心される意見が多かった。
・p32の庶民的なタレント、コロッケ(滝川広志氏)の「僕を変えてくれた母の生き方」の中で「相手が一番、自分が二番」と素直にできたのは「あ・お・い・く・ま」(あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな)のおかげという。笑顔を絶やさず生き方を教えてくれたお母さまに対する感謝の気持ちに感動したという意見も多かった。
記:辻井 浩一
平成30年 7月例会報告
○日時・場所 平成30年7月15日(日)13時~17時半
大手前通りハトヤビル
○出席者 23名
〇開始に先立ち、三木先生から、ほどなく開催予定の「播磨人間フォーラム」の案内と、東京で開催される致知創刊40周年記念大会の案内があった。
○木鶏信条の唱和
○『仮名論語の朗誦』 「雍也第六」
○良書輪読『中朝事実(山鹿素行著)』(P329~P350)
○『致知』読後感の発表 特集は「人間の花」
今回は、猛暑のせいで出席者が少ないかと思われたが、それでも23名とまあまあそこそこの人数が出席した。
発表の内容は、いつものように特定の記事に集中することもなく、様々な記事について縷々感想が述べられたが、中でも、道場六三郎さんと松岡修造さんの対談「人間の花を咲かせる」、横田南嶺さんと阿純章さんの対談「人間を深める道」、舘岡康雄さんの「会社に花を咲かせるSHIEN学という科学のすすめ」、船橋康貴さんの「すべてはミツバチが知っている」、村上和雄さんの「サムシング・グレートに教えられたこと」などについて、いずれも複数の人から心情を込めた発表があった。ただ、中には「特に感動する記事がなかった」という趣旨の発言もみられたが、「どんな記事でもいいから何か1つ感動するものがあればいい」という意見もあり、この点に関連して三木先生から、「花も人間もそれぞれ持ち味があり、細井平洲も『色々な野菜を育てるには、個々の野菜の持ち味を生かして育てることが肝要』となどと言っていますが、このことは教育の基本みたいなものでもあり、大変重要なことですね。」などと感慨深いコメントがなされた。
2018.7.15
記 平田建喜
平成30年 6月例会報告
【開催日時】 平成30年6月17日(日) 13:00~17:00
【開催場所】 姫路ハトヤビル4階会議室
【出席者】 24名
1.連絡事項
・5月例会直後に急逝された池上昇氏の御霊に黙祷を捧げた。
・役員会報告:①上半期の会費納入状況説明。小山尚さん、長谷川明司さん退会
②「致知」創刊40周年記念行事の出席者に8000円を補助する
③9月30日開催の播磨人間フォーラムの講演会出席者に
1,000円、懇親会主席者に3,000円補助する
④来年度に研修旅行を計画したい。
・「播磨人間フォーラム」について:
9月30日15:00~19:30姫路キャッスルグランヴィリオホテルにて。
講師 谷口仁史先生 演題「だれも見捨てない!」
・日本会議講演会について:7月16日総会13:30~、講演会14:30~
講師 阿比留瑠比氏(産経新聞編集委員)演題「改憲で自衛隊に感謝を!」
2.木鶏信条唱和
3.仮名論語:公冶長第5 P.48
4.中朝事実:P311~P329
5.「致知」読後感
・「父と子」特集号であったが、例会開催日17日は「父の日」であった。
・会員自分自身の父子関係を思い出しながら特集「父と子」を語りあった。
・優しい父もあれば、厳しい父もある。「十組の父子は、十通りの向き合い方がある」「親になることは人生最大の幸福である」という木原武一先生の教えは会員に共感を与えた。
・森信三、平澤興、坂村真民先生のご子息の鼎談は、書物では知りえなかった生前の先生方の父としての過ごし方、子供に与えた影響を学んだ。
・父性的原理を提示した「教育勅語」は人類普遍の人間関係の基礎であることを日本人は知らねばならない。
例会終了後、「食彩家うさぎ」に12名が集結し杯を傾けながら談論風発を楽しんだ
記 堀隆一
平成30年 5月例会報告
〇 日時・場所
平成30年5月20日(日) 13:00〜17:00
於: ハトヤ第一ビル 4階
〇 出席者
25名
〇 連絡事項
1.来る9月22日の『致知』創刊40周年記念講演会・祝賀会への参加者の確認
参加者には宿泊希望も確認する。
2.『致知』普及キャンペーンの状況を三木代表より説明される。現在首位である
が、なお一層の努力を各員に指示される。
3.三田忠之さんが病を得られ療養のため退会をされた。
4.播磨人間フォーラムが9月30日に開催の案内を三木代表よりされた。
〇 例会概要
1.「木鶏信条」の唱和
2.『仮名論語』の朗誦 里仁第四
3.『山鹿素行の「中朝事実」を読む』 礼儀章、p298~311
4.『致知』5月号 読後感の発表
特集テーマは「利他に生きる」でした。人はこの世に一人で生きてはいない
人は皆、利他の心によって生かされているといえる。その心は人間が生きて
いる必要条件なのだ。自己を創った後は人に役立つ道に生きよと森信三先生
も教えておられる。テーマに沿って最も発表の多かったのは稲盛和夫京セラ
名誉会長の「利他の心こそ繁栄への道」でした。氏は「動機善なりや、私心
なかりしか」を問いつつ、どんな環境にあっても真面目に努力すれば神様が
扉を開いてくれる。そして利他の心を強く意識する事と述懐されている。
鈴木秀子さん、臨床心理士皆藤章さんは長年人々の命に寄り添い続けて、多
くの人を救ってこられました。
今野華都子さんの「日本人の心の故郷『古事記』を読む」ですが、鈴木秀子
さんは利他の心は人間の本能と言われました。『古事記』の中の神話には大
国主神の話にあるように利他の心を語っている話が多く出てきます。美智子
皇后様の基調講演で「一国の神話や伝説は正確な史実ではないかも知れませ
んが、不思議とその民族を象徴します」とおっしゃっています。日本人が物
事を考える上での根本を根づかせてくれているのが神話であるとすると、『
古事記』に出て来る話はもっと教科に取り上げられ次世代の人や子供たち
に読んで欲しいものだと感じました。
〇 懇親会後、有志5名が「うさぎ」に集い、少人数でありましたが、例会の余韻を深め乍ら美酒に酔いました。
記 濱田 健
平成30年 4月例会報告
〇 日時・場所
平成30年4月15日(日) 13:00~17:00
於: ハトヤ第一ビル(大手前通) 4階 会議室
〇 出席者 26名
〇 連絡事項
・今回は三木先生が所用でご欠席のため、幹事の村上昭直さんが司会進行を務め
られた。(三木先生は例会終了前にご出席)
・事務局長の濵田さんから、当クラブのホームページは会員の鵜飼さんが毎月更新
して下さっています、皆さんの積極的な閲覧をお願いしたいと要望があった。
・幹事の広瀬さんから、1月例会と懇親会の写真は来月の例会で配布できるように
準備していますと報告された。
〇 例会概要
・「木鶏信条」の唱和
・『仮名論語』の朗誦 「八佾第三」
・良書輪読は今回無し
・『致知』4月号の読後感発表 特集テーマは「本気 本腰 本物」
・総リード文を全員で唱和し、テーマの意味を再確認しました。
・多くの記事から「本気 本腰 本物」を具体的に学ばせて頂いたが、共感者が多か
ったのは次の4編でした;
・「感動の日本史」:あまり知られていない偉人たち、特に同県人として島田知事
樋口中将の事績を知り、誇りに思いました。
・「特別講話」:塩沼師の命懸け、本気、本腰の修行に圧倒され、本物の人の後ろ
姿から学ぶものが大きいことが分かりました。
・『修身教授録』:北尾氏の読み込みの凄さに驚き、この本の良さを再確認させて
頂きました。会員から新刊『下学雑話』の紹介もありました。
・「時流を読む」:今の日本人は国のソフトパワー、情報の重要さについて関心が
薄く、根本的には国民が愛国心を育み道徳心を養うことが肝要である、との中西
先生のご指摘に共感しきりでした。
〇懇親会
有志11名が「うさぎ」に集い、談論風発を楽しみました。
記 佐伯正夫
平成30年 3月例会報告
○ 日時・場所
平成30年3月18日(日) 13:00~17:00
「ハトヤビル」4階
○ 出席者 25名
○ 連絡事項
・今月より例会場所は大手前通り「ハトヤビル 4F」に変更。
・本年9月22日に「致知」発行40周年記念大会が東京で開かれる。
・その他三木先生より日常の出来事について報告あり。
〇 木鶏信条 唱和
○ 『仮名論語』為政第二 朗誦
○ 『中朝事実』荒井桂 著 禮儀章 P288~298輪読
○ 『致知』3月号総リード文 全員で朗誦
○ 『致知』3月号読後感発表
特集は「天 我が材を生ずる 必ず用あり」。李白の言葉である。
天が生んだ自分には必ず使命があると解釈できる。ドトールコーヒー
創業者鳥羽氏も「自分の人生は神様の計画だった」と信じており、我欲
なく無心に没頭した結果が今につながっていると述懐されている。
鍵山先生と佐藤しのぶさんの対談でお二人は「己の使命のもとに一道を
切り拓く」心構えを語られている。知識は大事だが実践の伴わない知識
は何の役にも立たないというのが一致した意見である。
記 村上昭直
平成30年 2月例会報告
○日時・場所 平成30年2月18日(日)13時~17時半
姫路駅前じばさんビル
○出席者 27名(1名は見学者黒川慎二さん)
〇開始に先立ち、三木先生から、先ごろ福岡で開催された全国致知愛読者の会の模様や、来る3月4日に東播磨木鶏クラブ講演会が開催予定であることが紹介された。
○木鶏信条の唱和
○仮名論語の朗誦 「学而第1」
○良書輪読「中朝事実(山鹿素行著)」(P274~P288)
○致知読後感の発表 特集は「活機応変」
今回は、特定の記事に集中せず、バラエティーに富んだ色々な記事について活発な感想が述べられたが、比較的多かったのは、企業の代表者である髙田明さんと神田昌典さんの対談、尼僧の青山さんと戸澤さんの対談などで、前者では、「今求められるのは、マニュアルに書いてあることでなく、相手が何を求めているかを感じる心である。」と、また後者では「人生の試練を乗り越える心構え」は、「どんなこともチャンスと受け止め、『あいうえお』つまり「愛」「運」「縁」「恩」であの世に旅立つことである。」と、いずれも誠に味わい深い内容で、非常に勉強になりました。
珍しかったのは甲賀伴党二十一代宗師家川上仁一さんへのインタビュー「忍術の神髄は和の心にあり」で、川上さんの修業の一端を教わり、忍者の実像と忍術に込められた日本の心、活機応変の神髄にほんの少し触れた思いがし、この記事の感想を発表した会員も数人ありました。
以上
2018.2.18
記 平田建喜
平成30年 1月例会報告
〇 日時・場所 平成30年1月21日(日)12:30〜17:00
於:兵庫県姫路護國神社 参集殿
〇 第一部 護國神社本殿 新年祈願祭(12時30分)(44名参加)
泉和慶宮司 祝詞奏上
玉串奉献 三木英一代表世話人 参加者同時に二礼二拍手一礼
神饌のお茶、お神酒を頂戴する
〇 第二部 参集殿にて、(13:00~17:00)、新年1月例会を46名参加で開催。
・国歌斉唱の後、8月に百一歳で逝去された名誉会員三木健造氏のご冥福
を祈って黙祷を捧げる。
・まず三木英一代表世話人が、新年の挨拶と決意を述べる。(「論語之友」
新春清話配布)
・役員組織の変更について、三木英一代表世話人から下記の通り報告。
(相談役田口利秋氏、会計前海聖明氏が退任。会計は常任幹事の堀隆一氏
が就任。新たにHP作成を担当する部門、情報局の役員として鵜飼和歳
氏が就任。)
・「木鶏信条」『仮名論語』(堯日第二十)の朗誦。その後、全員が新年の
抱負を発表する。
・『致知』一月号の読後感の発表については、時間の関係で全員が発表する
ことには無理な為、
挙手により12,3名が感想、意見を発表し、関連意見を出す方法にした。
(話題になった記事、対談等について紹介する)
・井村雅代氏の特別講話「人を育てる」の「三つの叱るコツ」の素晴らしさ
、それに関連して年末に話題になった相撲の世界の叱り方について、
また職場の上司と部下の問題などにも話が及んだ。
・染谷和巳氏の「仕事観の確立が人を育てる」の記事で、「働き方改革」
による残業時間規制の関連で、電通の女性社員が自殺にいたった事件が
話題になり、会社の体質、個人の問題、憲法問題にまで発展し、国家と
個人、会社と個人、日本人の仕事観、西欧人の仕事観、仕事に対する
熱意など、今月号の特集に相応しく、様々な意見がでた。
・諏訪貴子氏、伊藤麻美氏の対談により、このように素晴らしい後継者が出
た場合はよいが、中小企業の後継者問題の深刻さについての意見も出た。
・山崎敦義氏と出雲充氏の対談から、新しい素材の開発についての若い社長
の頼もしさの感想が出た。
・刀匠松田次泰氏の一筋の道を究める生き方、日本刀の持っている機能性と
精神性、彫刻家の平櫛田中の生き方に学ぶところがある。
・「致知随想」の平澤興先生のご子息裕氏の文章から、平澤先生の「自分と
の約束を守る」と言われる生き方に、改めて感銘を受ける。
・最後に、特集「仕事と人生」のリード文の森信三先生の言葉を噛み締めて
、終わりにした。
〇 第三部
新春懇親会(17:30~20:00) 於:ミレ(イーグレひめじ4階)39名参加。
夜間照明された美しい白鷺城を眺めながら、美酒に酔いながら、楽しく
懇親を深めた。
今年も岡山木鶏クラブの山神勝氏が全コース参加された。
(記・三木 英一)