令和4年 新年の集い<姫路護國神社於>
令和4年12月例会報告
○日時: 令和4年12月18日(日) 13時~16時半
〇場所: ハトヤ第一ビル 4階会議室
出席者: 19
〇連絡事項
・来年9月16日(土)『致知』発刊45周年行事の案内をされる。東京ホテルニューオータニで開催予定。会員の参加を募集します。詳細及び参加補助費は別途検討予定です。補助費には例会での出席率、未体験者を優先考慮する。
9/17の例会は本行事に出席者も出るので、第4週の9/24に繰り延べします。
・クラブ初期時に事務局等でお世話になり、永年会員であった黒田宏子さんが本年で退会されます。
・2月例会より例会場が4階より7階に移動します。スペースが半分になるので座席の工夫の要。
○配布物
・伊與田覺先生7回忌を機に発刊された先生著の『有源山話』を配布。
『令和5年今年の干支に思う』を配布。共にクラブ経費にて補う予定。
・姫路教師木鶏クラブの講演会案内。来年1/22(日)13時~ 於:イーグレひめじ・あいめっせホール 講師:東洋大付属姫路髙 野球部監督岡田龍生「教えすぎない教え」
・日本会議入会募集書
・来年2/11 姫路護國神社における「建国祭」の案内。
○例会内容
・「木鶏信条」 唱和
・『仮名論語』 朗誦 郷黨第十
・『老子・荘子』野村茂夫著の輪読 P86~107
此の度は我らも良く知る「真の徳とは」、「大器は晩成」や「満足を知る」などに付いて学んだ。
〇『致知』読後感発表
今月号の(特集)テーマは「追悼稲盛和夫」でありました。当番の発表はB班でした。
稲盛和夫氏は今年8月24日に享年92歳で亡くなられました。本誌に於いて数多くの著書やご自身の履歴書なども紹介されました。そして、今月号には交際があったり、直接に教えを受けた各氏の対談や追悼文が掲載されています。氏の教えの中には珠玉の金言が多くあります。
読後感発表でも「利他の心」、「動機善なりや、私心なかりしか」、「運命の縦糸と因果の法則の横糸」、「ど真剣」、「京セラフィロソフィ」、日本航空再建の三つの意義などにそれぞれ意見・感想が述べられました。
稲盛さんに直に謦咳に接した会員の意見もあり、厳しくも優しさのあるお人柄であったようです。
今後も教えは私達に想い出され、勇気付けられる事でありましょう。
稲盛和夫さんに感謝の意を表し、ご冥福を一同でお祈り致しましょう。
☆例会前に、下半期定期役員会が開かれ、『致知』創刊45周年行事への参加要件を検討。クラブ会員増について意見交換。 記:濵田 健
令和4年11月例会報告
○日時・場所 令和4年11月20日(日) 13時~16時
ハトヤ第一ビル 4階会議室
○出席者 16名 (コロナ感染拡大の第8波を懸念してか少ない)
○連絡事項 役員会を年内に開催する。 来年1月例会は護国神社で行い
新年会もそこで。 来年2月からハトヤ第一ビルの4階会議室が
使えなくなるので、7階の部屋を検討する予定。
○例会概要 「木鶏信条」の唱和、『仮名論語』子罕第九の朗唱、『老子・荘子』
p68~85の輪読、そのあと読後感発表をした。
『致知』11月号の読後感発表はA班。特集テーマは「運鈍根」
・今月のテーマは、人生を切り開いていくためには巡ってきた運に鈍と根で立ち向かえ、
という教えです。リード文で平澤・森・稲盛三氏の実例によって、この教えがよく
分かりました。
・佐野、上山両医師の対談から、患者のために医の一道で生涯をかけて努力される姿に
感銘を受けました。
・宮本、北両氏の対談では、明治期や戦後の実業家の気概を学び、現在と比べました。
・松永氏の提言、国語力向上には音読と読書が必須、に賛同がありました。
・「365人の生き方」の対談では、この本の良さを既に実感した人やこれから読みたい
という人が多くいました。
・これに関連して、『致知』は良書で長く保存したいが場所がない。過去の記事の保管
や検索ができるシステムを作って欲しいとの発言もありました。
・安倍晋三元総理の記事では、マスコミの偏見や揚げ足取りなどに反論がでました。
記 佐伯正夫
令和4年10月例会報告
○日時・場所 令和4年10月16日(日)13:00~16:00
大手前通り「ハトヤビル」4階
〇出席者 19名
〇連絡事項
・堀さんより「創立35周年記念大会」の収支報告。
・同上大会のCD配布。
・柳原さんが鉄鋼関係の研究論文で「日本鉄鋼協会」より表彰される。
〇木鶏信条 唱和
〇『仮名論語』 泰伯第八 朗誦
〇『老子・荘子』 第九章 輪読
〇休憩 西川氏によるストレッチ
〇『致知』読後感発表。
先月9月例会が「35周年記念行事」の為、休止になったので今月は9,10月号からの読後感発表となる。又発表グループはB班とC班その他有志。
9月号では93歳現役の人間国宝井上萬二さんが今日に至るまで、いかにして技と心を磨き高めてきたかを覗き見ることが出来る。並みの人間技ではないがこの「実行力」は参考にしたいものである。10月号特集は「生き方の法則」。総リード文より、色々な学問がある中で、心を修める学問こそが天下第一であり、人が必ず学ばねばならない学問である。「生き方の法則」はこの学びの中心にあり、万古不易である。
青山俊董師と横田南嶺師の対談には多くの感想が集まりました。両師の長年の禅修行からにじみ出る学びはまさに私達人間が生きていく上で忘れてはならない法則そのものだと思います。山中伸弥・野口聡一両氏の対談で、最先端事業に取り組むお二人の人生論、仕事論は決して夢ではない「生き方の法則」を我々に教えてくれています。
記 村上昭直
令和4年9月例会報告(姫路木鶏クラブ創立35周年記念講演会・祝賀会)
日時 場所;9月は第3日曜日の例会の18日(14:00~19:30)に、姫路木鶏クラブ創立35周年記念講演会・祝賀会を、姫路キヤッスルグランヴィリオホテルにおいて開催した。
台風14号の襲来を心配したが、1日違いで実施できて幸せであった。
・記念誌の作成について――編集・作成につては、(敬称略)堀隆一をキャップに、濵田
健、村上昭直、広瀬篤が当たり、会員の「想い」は各自がパソコンで作成した文章を
提出。度々編集会議を開き、50ページの素晴らしい記念誌が作成された。200冊印刷。
・堀隆一は、講演資料「働き方改革の温故知新」18ページに亘る詳細な資料を作成。
・当日の参加者(講演会・祝賀会)に、記念誌及び講演資料を袋詰めして配布する。
・講演会参加者:133名。祝賀会参加者:77名(16テーブル)
当日の打ち合わせ
・役員、受付係補助、司会は、10時に集合:(敬称略)三木英一、濵田健、辻井浩一、堀隆一、佐伯正夫、鵜飼和歳、村上昭直、柳原木綿子、三村恵、高田典子、広瀬篤、黒田宏子、川端順子、川原まゆみ、井上由紀枝、内藤京子。山本慧莉。
資料の袋詰め、受付準備作業、式典会場並びに祝宴会テーブル座席表、
11時に昼食。辻井浩一・鵜飼和歳は姫路駅に案内に行く。
・姫路木鶏クラブ会員は12時集合。受付は13時に開始。
第1部 記念講演会(雅の間)14時開会。(次第は記念誌2ページ参照)
・来賓席:講師・堀隆一、全国木鶏クラブ事務局長:花坂雅之、木鶏クラブ代表:
仁出川淸司(神戸)、竹原俊三(東播磨)、尼子尚公(姫路教師)山神勝(岡山)。
・主催者席:三木英一、佐伯正夫、柳原木綿子、村上昭直。
・「開会のことば」:佐伯正夫が、行き届いた挨拶にプラスして来賓の紹介を入れる。
・「挨拶」:三木英一が、姫路木鶏クラブの創立の経緯とその後の活動を要約して話し、
今日の世界情勢・日本の厳しい状況下における木鶏クラブの活動の意義を熱く語る。
・来賓祝辞は、花坂雅之氏が藤尾社長のメッセージを代読。(記念誌5ページ参照)
・祝電披露;衆議院議員・住吉寛紀、参議院議員・片山大介、兵庫県知事・齋藤元彦、
姫路師友会会長・田中昭夫。
・講演(14:30~16:10):堀隆一氏が資料・データーを基に、スクリーンにてパワーポイ
ントを使って、働き方についての日本の古代から現代にいたる精神的・思想的・技術
的変遷を詳細に熱を込めて説明し、生産性の向上、将来を展望し、働き方改革より働
き甲斐改革が必要との提言をされた。聴講生から大きな拍手を得る。
・「謝辞」:柳原木綿子が、聴講した内容のポイントを要約し、自分の現在の仕事に関連
つけて、意義深い学びの出来たことに感謝の気持ちを込めて御礼を伝える。
・「閉会」:村上昭直が、多数の参加を得て、記念講演会が開催でき、盛会裏に滞りなく
終了したことにたいして感謝の御礼を述べて閉会とする。
写真撮影:来賓、姫路木鶏クラブ現・元会員、各種勉強会等の代表にて、集合写真
撮る。
第2部 祝賀会(錦扇の間)(17:00~19:30)(次第は記念誌2ページ参照)
・「開会のことば」:三村恵が、記念講演会の無事終了をうけ、会場を移して、気分新た
に、祝賀の宴を始めるに当たり、心を込めての挨拶をする。
・来賓祝辞は、祝賀会から参加された清元秀泰姫路市長から、自分の医学の道を歩んだ
人生経験も交えて、現在の市長としての覚悟を述べ、祝意の挨拶を受ける。(記念誌4
ページ参照)
・乾杯の発声:仁出川淸司(神戸木鶏クラブ代表世話人)が、姫路木鶏クラブの歴史と
自分の関わりを述べ、祝意を表して「弥栄」で乾杯の音頭をとる。
・各テーブルで、料理と美酒を味わいながら、懇親を深める。
・スピーチと余興:(心を込めて祝意を表しながらスピーチや余興をして下さった参加者)
スピーチ:竹原俊三(東播磨木鶏クラブ代表世話人)、尼子尚公(姫路教師木鶏クラブ
代表世話人)、赤松高吉(社内木鶏クラブ兵庫県経営者会会長/第1回社内木鶏全国大
会大勝受賞)、木南一志(西播磨ライオンズクラブ/無倦会会長)、竹中栄二(令和人間
塾/人間塾lab理事長・姫路師友会副会長)、土肥清明(日本会議中西播磨支部役員)、
住吉寛紀(衆議院議員・姫路木鶏クラブ会員)、榑谷健太郎(日本維新の会党員)、
林勝也(倫理法人会姫路支部長/英斎塾塾生)、三浦一章(倫理法人会西姫路支部長/
英斎塾塾生)、高澤龍一(元姫路キヤッスルホテル支配人/元姫路木鶏クラブ事務局長)
川原まゆみ(令和人間塾・人間塾lab.職員、姫路木鶏クラブ会員)、石堂大輔(姫路市議
会議員・姫路木鶏クラブ会員)、渡邊雅人(姫路教師木鶏クラブ会員・英斎塾塾生)。
余興:仁出川淸司(「白鷺の城」、三木も合わせる)、吉田公夫(元姫路木鶏クラブ会員/
(祝賀の謡曲)、三宅勇二(令和人間塾/人間塾lab.会員)(ジャズ)、黒田宏子(歌曲:
帰れソレントへ)、三木英一(歌曲:オオ・ソレミオ)。
・万歳三唱:辻井浩一のリードで声高らかに万歳三唱をする。(三木も壇上で合わせる)
・「閉会のことば」:濵田健が、祝賀会が楽しい雰囲気の中で、盛り上がり、また記念講演会から祝賀会と通して参加頂いたことに心からの感謝の意を表して、お開きとした。
備考:閉会後、1時間ほどの反省会・打ち上げの二次会を予定していたが、台風の影響も考慮して、中止とした。記念大会が、会員がそれぞれの役割を果たして、盛会裏に終了したことに衷心より感謝してまとめとする。
(記 三木英一)
令和4年8月例会報告
〇日時 令和4年8月21日(日)13時~16時半
〇場所:ハトヤ第一ビル 4階会議室
〇出席者 16名 (議事録担当 辻井)
〇連絡事項
・姫路木鶏クラブ35周年記念大会、および播磨人間フォーラムの会費徴収
・終戦記念日に関する配布物(三木先生新聞記事、追悼のことば、千玄室氏記事 他)
〇例会内容
・木鶏信条
・仮名論語述而第七
・「老子・荘子」第4章~7章輪読
(作者の野村茂夫氏は堀さんの高校の先生。昨年にご逝去)
・致知読後感
〇致知8月号読後感想発表「覚悟を決める」
<松尾芭蕉の歩いた道>
・境野さんの90歳、一瞬一瞬悔いのないように精一杯生きて歳をとることはいいこと
だ。長生きして良かった。
・芭蕉の俳句の解釈が鈴木大拙先生の解釈から芭蕉の偉大さを思い知らされた。
・奥の細道と能。俳句をやる人は能を理解していないとわからない。俳句の背景となる能の説明をして頂いた。
<明治天皇に学ぶ日本人の生き方>
・五カ条のご誓文等、知らなかったことが勉強になった。
・司馬遼太郎の本で乃木大将を批判していたのを鵜吞みにしていたが、乃木大将の真の評価を学んだ。
<音楽の天才 室井摩耶子>
・100歳になっても現役ピアニストで活躍されているのは本当に素晴らしい。継続は力である。戦前のご経験のありご存命であるところは凄い。
<経営者である私の信条 タニタ社長>
・楽しんで働くことの大切さ。ストレスを感じるか感じないかの差は気持ちの働き方の気持ちの問題。主体性を持って働くことの大切さを学んだ。
<人生100年時代>
・人生は社会保障制度に頼らずに、自分の責任で自助の精神で生きることが大切である。
<紙の本が能を作る>
・便利さと引き換えに脳は退化してゆくため、自分の脳を鍛え、紙の本の読書することが大切。
<終戦記念日関連>
・三木先生より新聞記事、追悼のことば、千玄室氏の戦友への思いに関する解説があった。
以上
記:辻井 浩一
令和4年7月例会報告
○日時:令和4年7月17日(日)13時~16時半
○場所:ハトヤ第一ビル 4階会議室
○出席者:24名
○連絡事項
・7月8日に安倍元首相は銃撃によって急逝された事で、出席の会員全員で黙祷をささげ、ご冥福をお祈りした。なお9月には国葬が行われる予定である。
・今月より新しい課題図書(老子・荘子 野村茂夫著 角川ソフィア文庫)を参加者全員に配布された。手持ち在庫は若干です。
・姫路木鶏クラブ35周年記念式典の参加者 現在105名 あと4,50人は増やして欲しいと代表世話人から要請があった。
・9/24(土)開催の播磨人間フォーラムが今年で最後の開催となる。
・その他 講演会などの案内
○例会内容
・木鶏信条 唱和
・『仮名論語』 素読 雍也第六(P65~P79 )
・『老子・荘子』(P3~P34) 輪読
・休憩体操:西川さんのヨガ体操
○『致知』7月号読後感発表 C班。
・発表者:浅見、堀、柳原、井上(秀)、濱谷、広瀬、石堂、川原、山本(勝)、三木、平田、濱田
・7月号の特集は、「これでいいのか」
・「これでいいのかという言葉の裏に良くないが一杯ある。戦後の教育や政治が悪いと言われているが1980年代後半、日本は世界一になるといわれていた。
・巻頭の言葉 數土 文夫
・元服の事について、会津藩の家訓(かきん)、什の掟は、元服する前にこれだけのことを叩き込まれていたという事を、我々は忘れていないか。
・「国語忘れた民族は滅びる」藤原 正彦
・藤原先生は、いい本を読めば いくつになっても人間は変わるという言葉を信じて良書と言われる紙の本を読む様にしたい。
・多くの参加者からこの記事について共感の声が上がった。
・「データーが教える日本の危機」月尾 嘉男
・月尾先生は、国民のIT教育が追いついていない、藤原先生は、高校までスマホを禁止とデジタルの考え方に距離がある。どちらが正しいのか。
・フィリピンの女性管理職が50%だが、大半の男性が働かない結果ではないか。
・全国の木鶏クラブの代表世話人154支部中女性の代表は10支部で6.5%、『致知』では、女性の進出を散々訴えているが、この状況。
・「働き方改革から働きがい改革へ」太田 義仁 名和 高司
・社員にやりがいを与えるために、リーダー自身がやりがいをもって働く事が、部下にも伝わる事が、この木鶏クラブで学べた。
・私の座右の銘 中井 貫二
・お客様があって初めて生活させて頂くありがたさっていうのを、当たり前の事が当たり前でない。誰からお金を頂いているのという事を強く感じた。
・天網恢恢 疎にして漏らさず 老子の中の言葉、輪読本(P126)を唱和した。
・日本経済の停滞は、政治家と経営者の怠慢にある。昭和に時代の経営者の強烈な思いは、伝記などの本から学べた。
・無責任主義、責任転換主義が日本人の体質になりつつある。危機感、想定外という言葉を使う前に、どう動いていたかを考えないといけない。
・戦後教育や政治が全く良くないと言われているが、1980年代はいよいよ日本が世界一になると言われた時代があった。
・中華人民共和国が使っている教科書について、日本は将来、日本省、東海省。北海道はロシア領として明記して、子供達に指導している。
・五箇条の御誓文 4つ目 公道に基くべし ミスプリントになっている。
○例会後、35周年行事について 役員で打ち合わせ
記・広瀬 篤
令和4年6月例会報告
○日時: 令和4年6月19日(日) 13時~16時半
〇場所: ハトヤ第一ビル 4階会議室
〇出席者: 24名 三木先生は伊與田覚先生の生誕祭の行事に行かれ、前半は不在でありました。
○配布物
・堀さんが私的に椿大神社(『致知』6月号同社宮司の山本行恭氏と池田雅之早稲田大学教授との対談記事がある)を訪れ、手に入れた資料のコピーを配布された。
・三木先生より、9月24日の第18回播磨人間フォーラム開催の案内を配布。会員諸氏には出来る限りの出席を要請される。孔子門下の孔門十哲と七十子の関係図。『靖国』機関紙掲載の室舘勲氏の記事。平澤興先生の「二十歳の座右の銘」のことば。『致知』6月号に関する多田野語録。7/3姫路キャスパホールで開催の神渡良平氏の講演会案内。9/3姫路護国神社で開催される武田勝彦氏の護国神社に祀られる特攻隊資料を主とした講演会案内。以上配布。
○例会内容
・「木鶏信条」 唱和
・『仮名論語』 朗誦 公冶長第五 P48~
・『禅の名僧に学ぶ生き方の知恵』横田南嶺著の輪読 P235~269
今回は第7講 釈宗演ー活達雄偉、明晰俊敏老師は若くして円覚寺の管長になられましたが、自由奔放な修行時代を過ごされた。管長の場に飽き足らず、仏教の神髄を求め、或いは世界への布教にと世界各国の旅に出られています。厳しい師匠に鍛えられ生来の才能を開花され、多くの弟子を育てられた見事な生涯と言えるでしょう。
〇『致知』読後感発表
今月号の(特集)テーマは「伝承する」でありました。当番の発表はB班でした。
・巻頭の言葉:「逆境に耐える」で、日本人にあった美徳とする処が、飽食に慣れて忘れてしまっていて、「他責」に逃げ込んでしまっていると指摘されている。以て銘すべしである。
・特集で民族が滅ぶ3原則が紹介されている。これに今月号の“伝承する”テーマが内包されている。
・椿大神社山本宮司と早稲田の池田教授との対談では神話には現代社会が抱える困難を乗り越え、道を開く要訣が詰まっているという。思想的には「中今の精神」があって、今この瞬間を大切にし、「かんながらの道」で人として踏むべき道や常識にながらえることを教えている。しかしながら、戦後の教育で無視されてしまっているのを立ち戻り、伝承することが必要とされる。
・京阪ホールディングス会長加藤好文氏の「経営の要諦は創業精神の伝承にあり」では時代の変化にも柔軟に対応し、新たな事業に果敢に挑戦する、渋沢翁の精神が生きていると思われる。
・たねやグループCEOの山本昌仁さんは創業150年の老舗菓子舗で近江商人の教えを先代から伝承され、事業に生かされている。
・「未来の世代に伝えたいこと」で紹介されている「無名戦士の詩」にある本当の祝福を知った。
☆例会後、上半期定期役員会が開かれ、35周年行事の事、次期副読本の事が議題に上りました。
記:濵田 健
令和4年5月例会報告
〇日時・場所:令和4年5月15日(日)13:00~16:30 ハトヤ第1ビル4階会議室
〇参加者:21名
〇開会に先立ち、この度、会員の鵜飼和歳氏が兵庫県立大から工学博士の学位を授与されたことを祝し、姫路木鶏クラブからお祝い金を差し上げ、鵜飼氏から学位授与の喜びを伺った。
〇木鶏信条唱和
〇仮名論語 里仁第四(P.37~P.47)
〇禅の名僧に学ぶ 第六講今北洪川 P.197~P.234
〇休憩体操:西川氏の指導
〇到知5月号感想発表:今月のテーマは「挑戦と創造」
A班担当 発表者:佐伯、川端、井上(由)、三村、内藤、西川、鵜飼、村岡
今月のテーマは、私たちが常に持ち続けるテーマであり、上記8名の会員から様々な意
見が交換された。
・東京海上の永野毅氏、ミシュラン三ツ星の岸田周三氏・米田肇氏の話では、一流の企業。レストランを築き上げるための挑戦と努力、そして常に頭にある顧客満足への思いを学んだ。
・早川徳次氏の地下鉄創業物語を初めて聞き、ピンチに対する不屈の精神と、人の和が創造を可能にすることを学んだ。
・子供から大人までが日頃味わっている「ガリガリ君」や「ポッキー」の開発苦労談にその恩恵に与っている我々は感謝するばかりである。「バットを振らなければ当たらない」「夢を持ち続ければ必ず叶えられると自己に暗示をかける」という話に我が意を得た思いであった。
・武藤将胤氏・道下美里氏・浦田理恵氏の身体にハンディを負った方々が、逆境に屈することなく、周りの方々の善意に囲まれて人生を前向きに歩み続ける姿に感動した。
・森迪彦先生の訃報に謹んで哀悼の意を表します。
文責 堀隆一
令和4年4月例会報告
○日時・場所 令和4年4月17日(日) 13時~17時
ハトヤ第一ビル 4階会議室
○出席者 21名 (蔓延防止措置が終わり、少し増えてきたようだ)
山本 勝さんが、再入会された。
○連絡事項 当クラブの創立35周年記念行事のチラシが配布され、会員に参加
要請があり、出席者は出欠アンケートに記入して提出した。
○臨時役員会 役員は、例会のあと35周年記念誌に掲載する写真などの確認を
行った。
○例会概要 「木鶏信条」の唱和、『仮名論語』八佾第三の朗唱、『禅の名僧に学ぶ
生き方の知恵』第六講 今北洪川 p189~209の輪読、のあと読後感
発表です。
『致知』4月号の読後感発表はC班。 特集テーマは 「山上 山また山」
・今月のテーマは、人間は命ある限り、自己向上を目指して進化を続けることの大事さを示す言葉。
・巻頭言では、『荀子』の原文の紹介と解説があった。数土氏の過去の行動については意見があった。
・千玄室氏の矍鑠とした姿と茶道を通じ世界平和実現への努力に驚きの声が多く、来週の姫路でのご講演も聞きたいようだ。
・永守重信氏の言葉には迫力が感じられる。豊富な実務経験から企業経営だけでなく教育にも信念を持ち、実践しておられることに感嘆しきりでした。
・田口佳史氏の連載が始まり、『論語』の巻首と巻尾の相応など新しい視点が示され、今後が楽しみだ。
・橫田南嶺師の「慈念衆生、猶如赤子」に日本人の伝統的美点を知り、自戒すべきと思いました。
・ウクライナ問題については、多くの会員から懸念が表明されました。
記 佐伯正夫
令和4年3月例会報告
○日時: 令和4年3月20日(日) 13時~16時
〇場所: ハトヤ第一ビル 4階会議室
〇出席者: 22名 今月の3月21日まん延防止等重点措置が終わる事を受けて、参加者も久しぶりに多くを数えました。
〇三木代表は3月17日誕生日を迎えられ、米寿のお祝いを申し上げ、クラブ員一同でお酒「獺祭」720mlを謹呈いたしました。
〇堀さんより、創立35周年記念誌への会員の寄稿文の要領書が配布され、説明があった。 例会の間に寄稿文に添付掲載の会員の顔写真を撮りました。
〇三木先生よりの配布物、白隠禅師の座禅和讃、護国神社社報「安寧」第27号、映画上映案内「愛国女子―紅武士道」巡回上映され、希望日時、場所を選び希望者はFAX申し込み。
○ 例会内容:
・「木鶏信条」 唱和
・『仮名論語』 朗誦 為政第二 P11~
・『禅の名僧に学ぶ生き方の知恵』横田南嶺著の輪読 P172~196
今回は第五講 円覚寺中興の祖 誠拙周樗の事績について学んだ。誠拙禅師は円覚寺を再興し、また多くの寺で僧堂を開単し、幾度も先師の大遠諱を務められ、そしてお母さんへの孝養を尽くし、供養をも努められた、ほんとうに魅力ある実行力のある人であります。
〇『致知』読後感発表
今月号の(特集)テーマは「渋沢栄一に学ぶ人間学」でありました。当番の発表はB班でした。
◆「いかに日本資本主義の父と謳われるような人物になったのか、目指した世界とはどのようなものだったのか。」について登場された論客方々のキーワードをもって述べてさせて頂きます。
・父市郎右衛門は豪農であって、藍玉の製造販売に父に連れられて商売、経営のあり方及び漢籍を学んだ。また十歳より従兄に四書五経を習った。そして、母ゑいは慈愛に満ちた優しい人で、この事がやがて福祉事業を手掛ける事に繋がって来る。父母の教育が如何に大切なのかを再認識しました。
・作家北康利の『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』は俺がやらねばという志の高さが見える。伝記に出てくる人物は公の志を持った人物が多いと言う。米国経営学者コリンズもパッションが大切だと言う。
・事業には公益性が大事だ。そこに「道徳経済合一」の考えも入り、安岡定子さんはビジネスの上で「義」が最重要だと、そこから道徳観念に繋がって行くのだが、その出所は『論語』であり、経済と論語を融合させたところに渋沢栄一のバランスの良さが見られる。そこに人望があり、周りに人が集まって来る。ドラッカーもマネジメントは科学であると同時に人間学であると言っている。
・「君子豹変す」を地で行った人でもあった。環境の変化に応じて柔軟に変化する。斎藤孝先生もスピード感のある修正力高さがあると言い、実行の遅い人は志が欠けているとも言われる。
・氏の特徴を表す三つの魔「吸収魔」「建白魔」「結合魔」があると、三番目は起業を志す人達に金融機関などを紹介したり、補完できる企業をグループ化するなどに遺憾無く力を発揮した。
・未来志向に立って次世代の人材育成、福祉事業にも力を注いだ。
◆例会終了後、役員は残って創立35周年事業の記念誌発行の工程及び方向性を確認した。
記:濵田 健
令和4年2月例会報告
令和4年2月度 例会報告
○ 日時・場所
令和4年2月20日(日)13:00~16:30
大手前通り「ハトヤビル」4階
〇 出席者 16名
〇 連絡事項
・三木先生が私用の為欠席。堀隆一さんが司会代行。
・先月に引き続き35周年記念誌用の写真撮影。(数名)
写真の撮れていない方は堀さん宛メールにて送付のこと。
・本日例会終了後に役員会を開催、議題は35周年記念行事について。
本日の出席者では佐伯さん、堀さん、濱田さん、広瀬さん、高田さん、辻井さん
村上、以上七名の出席。
〇 木鶏信条 唱和
〇 『仮名論語』 学而第一 朗誦
〇 「禅の名僧に学ぶ~」白隠禅師 輪読
〇 休 憩 西川氏によるストレッチ
〇 『致知』2月号の読後感発表 今月の発表はA班とその他有志。
新型コロナウイルス感染防止対策を施して実施。
今月の特集は「百万の典経日下の燈」。総リード文より、百万の典経を読んでも実行しなければお日様の下のローソクのようで何の価値もないという意味であり「今北洪川」の言葉だそうです。巻頭の言葉で千玄室氏は、日本の中立性の高い文明で世界で起きる衝突を仲介できるだけの力を持ちたいものだと提唱されている。ハードルは高いかもしれないが、同じような発言を元駐ウクライナ大使の馬淵睦夫氏が述べている。日本もアメリカに跋扈している「ディープステート」、つまりユダヤ系左派を中心とする一握りの左派勢力が日本の文化の破壊を計画しつつあるという内容であり、その為には日本人一人ひとりが「君民一体」となって国体を守るべきだと指摘されている。
「『大学』に学ぶ修己治人の道」と題して田口佳史氏と平川理恵氏のお二人が先哲の教えを現代に生かす知恵を語っておられる。『大学』の教えの根本は人間や社会の原理原則を説く、そしてその教えはこの混迷の時代に大きな指針となっている。感銘する事多し。
記 村上昭直
令和4年1月例会報告
日時、場所:令和4年1月16日(日) 於 兵庫県姫路護國神社 参集殿
第1部 護國神社本殿にて新年祈願祭(12:30)(28名参加)。泉和慶宮司祝詞奏上、
宮司玉串奉献、宮司に合わせ参加者同時に拝礼。神饌のお茶、御神酒を頂戴する。
神殿前で記念撮影をし、参集殿へ移動。
第2部 参集殿にて、(13:00~17:00)、新年1月例会29名参加で開催。
・国歌斉唱
・まず三木英一代表世話人が、新年の挨拶と決意を述べる。「論語之友」新春清話配布。
・「木鶏信条」の朗誦。『仮名論語』堯日第二十 朗誦
・参加者各自、心新たに新年の抱負を発表。
・『致知』1月号の読後感の発表(発表者は C班 が優先)。主に話題になった記事、
対談等について紹介する。
・今月の特集テーマは、元田永孚の七言絶句『中庸』からの「人生、一誠に帰す」である。
『中庸』が教える「誠は、天の道なり、之を誠にするは、人の道なり。・・・・・・・」
を噛みしめて、吉田松陰、西郷南洲、勝海舟等の「至誠」をモットーに生きた生き方
に共鳴する意見が多く出る。関連して、会員から自分の母校の校訓、校歌についての
紹介もあった。また、日露戦争に対しての戦略についての詳細な資料が会員から提供
され、明治時代のリーダーが如何に優れていたかを知らされた。
・後藤俊彦宮司と山谷えり子参議院議員の対談から神話、神道の「清き明き直き心」、日
本建国の理念を、改めて学び取り、戦後GHQから出された「神道指令」の影響が今
なお残っていることが残念に思った。神代からの稲作・養蚕の伝統は、今も皇居にお
いても受け継がれ、日本の労働に対する価値観は西洋と大きく違うことから、現在の
働き方改革についても話が及んだ。
・井上和彦氏と渡辺利夫氏の対談にあるように、大東亜戦争において日本は敗れは
したが、二つの国は除いて、アジア諸国は植民地支配から開放され、日本に感謝している
ことを若者にも知らせたく、また、樋口季一郎中将の毅然とした生き方と決断力の素晴らし
さをもっと知らせたかった。
・昭和・平成の経営の神様と言われた松下幸之助氏・稲盛和夫氏に仕えた上甲晃氏と
大田嘉仁との対談からは、両師の実体験に裏うちされた人生哲学・経営哲学に学ぶところ
大であった。
・最後に私から元田永孚の「聖喩記」を紹介し、明治天皇の東京帝国大学を視察されて
の懸念から、元田が井上毅と協力して「教育勅語」が作成された経緯を説明した。
・そして、七言絶句「中庸」を吟じさせて頂き、閉会にした。残念ながら、コロナ禍のために
新年懇親会は今年も中止せざるを得なかった。
(記:三木英一)